ハロウィンが終わると、お菓子屋さんのバックヤードにもほんのりとクリスマスの気配が流れ始めます。
仕事の合間にふと顔を上げると、冷たい空気の中で街の木々も少しずつ冬支度をしていて、
「ああ、今年もこの季節が来たな」と感じさせてくれます。
今日は、クリスマスをフランス語で楽しみたい方へ
季節の単語 sapin(サパン/モミの木) を紹介します。
フランスでは sapin de Noël と言い、
クリスマスのシンボルとして欠かせない存在です。
▶ 前回のクリスマスことばはこちら
フランス語deクリスマスことば:boule de Noël(ブールドノエル)
📷 パリの街角に並ぶクリスマスツリー(sapin de Noël)
語学としてのフランス語だけでなく、
「その言葉が生まれた景色」 まで一緒に感じてもらえたら嬉しいです。

🔈 sapin(サパン)の発音
sapin
IPA:[sa.pɛ̃]
鼻母音 ɛ̃ がポイント。
口を閉じ切らず、空気をふわっと抜くイメージで発音します。
🎧 例文で覚える “sapin” の使い方
(すべて 発音記号(IPA)つき)
①(基本)
On décore le sapin ensemble ce soir.
IPA:[ɔ̃ de.kɔʁ lə sa.pɛ̃ ɑ̃.sɑ̃bʁ sə swaʁ]
→ 今夜はみんなでツリーを飾るよ。
②(お菓子屋さん視点)
L’odeur du sapin me rappelle toujours le début de la saison de Noël.
IPA:[l‿ɔ.dœʁ dy sa.pɛ̃ mə ʁa.pɛl tu.ʒuʁ lə de.by də la sɛ.zɔ̃ də nɔ.ɛl]
→ サパンの香りは、いつも Noël の始まりを思い出させてくれる。
③(旅 × 日常)
J’ai acheté une petite décoration pour mon sapin.
IPA:[ʒe a.ʃə.te yn pə.tit de.kɔ.ʁa.sjɔ̃ puʁ mɔ̃ sa.pɛ̃]
→ 自分のツリー用に、小さな飾りをひとつ買いました。
🌲 “sapin” はフランスでとても特別な単語
- sapin = モミの木
- sapin de Noël = クリスマスツリー
フランスでは、
「sapin de Noël を飾る= Noël の季節の始まり」
という感覚があります。
日本では街のイルミネーションを見て
「あ、冬が来たな」と感じるように、
フランスでは 家の中にサパンが立つ瞬間 に Noël が訪れます。
木の香り、ガラスオーナメントのきらめき、
家族が集まる静かな時間——
sapin は単語以上に “冬の景色” を連れてくる言葉です。
🍰 お菓子屋さんにも訪れる Noël のはじまり
12月のお店の空気はやっぱり特別。
キーンと冷えた朝の澄んだ空気。
オーブンが動き出すと、バターの香りと共にじんわりとあたたまる店内。
ショーケースのお菓子も冬の色へと移り変わり…
店内は少しずつ Noël 色に。
大きなsapin(ツリー)がキラキラと輝きながら、
お客さまやスタッフを見守っているような気がします。
私にとっても、sapin は季節のスイッチのような言葉 です。
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✨ まとめ
季節の言葉と一緒に、冬の空気まで感じてもらえたら嬉しいです。
・sapin は「モミの木」
・sapin de Noël は Noël の象徴
・単語以上に “冬の景色” を思い出させてくれる
・IPAと例文で覚えると使いやすい

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